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第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道
2014年9月28日(日)、「第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道 〜考えよう!これからのスマートなネットの使い方・あり方〜」と題し、高校生ICT Conferenceを開催しました。

第一回は高校生、教員、企業関係者など48名の参加者を得て、「小中学生に伝えたい 情報モラル」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いましたので、その模様をお伝えします。

開催概要

日時及び場所 2014年9月28日(日) 13:30-17:00
札幌ユビキタス協創広場 U-cala
参加人数 参加生徒:13人
見学者:35人(教員・教育関係者7人、その他28人)
合計:48人
参加校 【北海道】
北海道旭川工業高等学校、北海道大麻高等学校、
北海道札幌旭丘高等学校、北海道札幌東豊高等学校、
北海道静内農業高等学校

開会の挨拶

【開会の挨拶・講演】
文部科学省 スポーツ・青少年局 青少年課 課長 (併)参事官
(青少年健全育成担当) 泉 潤一 様
  

第一部:関係団体・事業者による講演

【サイト運営会社による講演】
企業さんがあらかじめ自分達でテーマと役割を決めて短い時間でそれぞれ重要な内容をプレゼンしてくださいました。

【講演タイトル】
 ・「これからのネット社会を生き抜く力とは?〜ディジタルネィティブな皆さんへ〜」(株式会社ディー・エヌ・エー)
 ・「「Ameba」明るい話。暗い話。」(株式会社サイバーエージェント)
 ・「疑似体験で学ぶスマホにひそむ危険」(デジタルアーツ株式会社)

まず、株式会社ディー・エヌ・エー 西様に、いろいろな観点からネットに関して講演をいただきました。トラブルを避けるために書きこむときの注意点、ゲームやSNSのサイトで困ったときの方法やトラブル事例を紹介いただき、いかに対処・判断するかが大切だということをお話ししてもらいました。思いやりを持って使わないといけないことや、マナーを守らないと危険なことになることについてお話しをいただきました。また、株式会社サイバーエージェント 中村様から、明るい話として、たくさんのユーザーがアメーバにもいてつながりがあること、暗い話として、実際にアメーバピグにおける事例を紹介してもらいました。さらに、個人情報の流出、課金の問題(小3で50万円の課金があった例)、不正アクセス等についてもお話しいただきました。最後に、デジタルアーツ株式会社 工藤様から、フィルタリングのお話をしていただきました。また、デジタルアーツでは、モラル教育の支援をしていてアプリを作っていることについてご紹介いただきました(大阪の羽衣学園の生徒も作成に関わっています。)。今回は依存を中心にお話をいただきました。
  事業者の講演

各プレゼンの内容をしっかり参加生徒はメモをとりながら次の熟議に備えていました。各プレゼンの内容も 現在の問題点、今後の課題、これからの活用方法、企業の立場からの提案など、いろいろなアイデアが盛り込まれていて教員にも大変有意義なものでした。

【参加校学校紹介およびグループ分け】
参加生徒全員が前に来て学校ごとに簡単に参加者紹介を行いました。
学校ごとに自己紹介をしたので少し緊張感も和らげました。その後グループ分けして3つに分かれました。参加企業の方・スタッフの方にも自己紹介してもらいました。
  学校紹介

第二部:熟議「小中学生に伝えたい 情報モラル」

【グループ熟議】
グループに分かれ消費生活センターや企業の方がファシリテーターとなって、高校生熟議を開始しました。高校生たちは付箋紙に現在使っているスマホやネットの使い方から、これからのこと、また一緒に入って下さった事業者の方にもいろいろと質問をしながら、メモや付箋紙を活用し、意見を出し合っていきます。今回は模造紙に直接まとめていく手法などもありました。3つの班でそれぞれカラーは違うものの意見交換がなされました。自分たちの実体験をもとに問題点を出しているグループもありました。最後にはどの班も小中学生に伝える情報モラル教育ということで、高校生だからできるということをキーワードに模造紙にまとめていきました。模造紙にまとめていく中で意見を整理・分類して、各グループで発表方法も考えました。

また企業の方もサポーターとして入っていただきました。専門的な質問が出るとすばやく答えてくださいました。また書記に関しても事前からフォームやまとめ方を打ち合わせして滞りなくまとめることができました。
  グループ塾議1
  グループ塾議2
  グループ塾議3

※第二部の「グループ熟議」の詳細は「第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道 熟議録」をご参照ください。

第三部:グループ発表

【(1)グループ発表】
各グループが4分程度で模造紙を使って順番に発表していきました。今回のポイントは、前半の事業者様の講演の内容を高校生がかなりうまく活用していたことです。スマホの明暗をうまく読み取り、つなげて発表していました。明と暗、おもいやり、コミュニケーションの大切さをうまくまとめてくれました。また自分たちの実体験をもとに話してくれていました。
  グループ発表1
  グループ発表2

【(2)講評】
講評を北海道大学大学院法学研究科 教授 町村 泰貴 様よりいただきました。町村先生からは、班ごとに細かく講評いただきました。高校生ができることという視点をこれからも考えていってほしいこと、自分の経験(実体験)を通して発表していたこと、高校生が注意すべきことは暴走を止めることが中心になりますが、小中生が注意すべきことは少し違い、個人情報に気を付けるなど身を守ることが中心になることについてお話しいただきました。課題は大変難しかったかもしれないが、うまく「どのように」を伝えてくれていたと思うとのお言葉もいただきました。
  講評

最後に、羽衣学園高校 米田謙三先生より次回の予告を紹介いただき、第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道を終了しました。

「開催報告書」他

「第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道 開催報告書」(PDFファイル)
第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道 の開催報告書です。
「第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道 熟議録」(PDFファイル)
第一回高校生ICT Conference2014 in 北海道 での発言がご覧いただけます。
「第一回 高校生ICT Conference2014 in 北海道 アンケート結果」(PDFファイル)
第一回高校生ICT Conference2014 in 北海道 のアンケート結果がご覧いただけます。
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