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プレスリリース

コミュニティサイト運用管理体制認定制度 2009年度上半期
認定サイトの運用管理体制状況に関するご報告

2009年12月16日
一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構
一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(以下「EMA」)では、2008年7月よりモバイルインターネットのコミュニティサイトを対象とした「コミュニティサイト運用管理体制認定制度*1(以下「本認定制度」)」を実施しています。

この度、本認定制度においてEMAが認定を付与したサイト(以下「認定サイト」)の2009年度上半期(2009年4月〜9月)運用管理体制状況について、下記のとおり取りまとめましたのでご報告いたします。

【要旨】
  • 2009年9月30日時点の認定サイトは36サイト、認定サイト全体の総会員数は約6,927万人、1日当たり*2の総投稿数は約3,812万件でした。
  • 認定サイト全体では1,128名のサイトパトロール最高責任者・主任者・担当者が運用管理に従事し、ユーザー投稿に対して1日当たり*2 43,773 件の対応(ペナルティの適用、不適切投稿の削除、注意・警告)を行いました。
  • 認定サイトに設置されている啓発・教育プログラムコンテンツ*3の総閲覧数は約203万回でした。
  • 認定サイトに設置されている通報窓口を通し、ユーザーからEMAに寄せられた情報は2,385件でした。

  1. 認定サイトの概要
    2008年7月の本認定制度開始から2009年9月30日までにEMAは36のモバイルサイトに対して認定を付与しました。認定サイトの会員数合計、及び1日当たり*2の投稿数合計は以下のとおりとなります。

    • 認定付与数 : 36サイト(認定取消、終了サイト数含む*4)
    • 総会員数: 69,267,572人
    • 総投稿数: 38,121,925件(1日当たり*2)
    <2009年9月30日現在>




  2. サイトパトロール体制
    本認定制度では適切な監視体制の構築と維持がもとめられ、サイト運営者による能動的な監視を認定の条件としています。各認定サイトには、サイトパトロールを常時実施し、ユーザーからの申告により顕在化する問題や客観的に判断できる不適切な投稿に対し基準に則った対応ができる体制を要求しています。

    サイトパトロール最高責任者総数33名
    サイトパトロール主任者総数(旧名称:監視主任者)202名
    サイトパトロール担当者総数(旧名称:監視員)893名

    全認定サイト合計1,128名
    <2009年9月30日現在>



  3. ユーザー対応
    前述のとおり1日に寄せられる約3,800万件のユーザー投稿に対し、認定サイトでは通常、NGワード設定、要注意語句抽出等の言語フィルタ処理を行うシステム監視や、監視員による目視監視を実施しています。 2009年上半期には、ユーザーに対して強制退会、一時利用停止等のペナルティ適用、不適切投稿の削除、注意・警告等が下記のとおり行われました。

    ユーザー対応(全認定サイトでの対応を合わせた総数)
    強制退会2,890件(1日当たり*2)
    一時利用停止・その他5,629件(1日当たり*2)
    削除投稿30,021件(1日当たり*2)
    注意・警告5,233件(1日当たり*2)

    合計43,773 件(1日当たり*2)
    <2009年9月30日現在>



  4. 啓発・教育活動
    認定サイトには、トップページ又はユーザーが視認しやすい場所にEMA啓発・教育プログラムコンテンツ「ケータイ・インターネットの歩き方」を設置することが義務付けられています。また、認定サイトの運営者が独自に作成したコンテンツ等の設置により、ユーザーに対して積極的な啓発・教育活動を行うこともEMAは奨励しています。

    2008年度の「ケータイ・インターネットの歩き方」総閲覧数は約70.6万回でした。2009年度上半期の全認定サイトにおける総閲覧数は約132.5万回となり、本認定制度開始以来、累計で約203万回となりました。

    啓発・教育コンテンツ総閲覧数(集計期間:2008年9月1日〜2009年9月30日)
    (1)「ケータイ・インターネットの歩き方」全認定サイトの閲覧総数2,031,103回
    (2) 認定サイト運営者が独自に用意している啓発・教育コンテンツの閲覧件数8,698,695回

    (1)+(2)10,728,498回




  5. ユーザーからEMAへの通報システム
    認定サイトには、ユーザーからEMAへ直接通報が可能となる窓口の設置を義務付けており、2009年上期の通報状況は以下のとおりです。

    2009年度上期(2009年4月1日〜2009年9月30日)通報状況
    規約違反投稿等に関する情報573件(24.0%)
    会員登録方法・退会方法等のサービスに関するお問合せ353件(14.8%)
    認定サイトの運用管理体制に関するご意見239件(10.0%)
    ペナルティを受けたユーザーからの不満・理由に関するお問合せ154件(6.5%)
    不適切な広告に関する情報114件(4.8%)
    認定サイトの運用体制に関係のない情報、又は意味が不明な情報523件(21.9%)
    その他429件(18.0%)
    合計2,385件




    この通報システムを通して寄せられた情報に加え、EMAによるサイトチェック、及び認定サイトからの定期レポートにより認定サイトの運用管理状況を調査・分析し、適切な運用管理の維持を求めております。

  6. 認定サイト運営事業者の支援と基準改善への取組
    コミュニティサイト運営事業者のスキルアップ、課題解決、ベストプラクティスの検討・共有等を目的とした「認定サイト運営事業者連絡会議」を定期開催し、必要に応じた情報提供等を行っています。

    *1 コミュニティサイト運用管理体制認定制度
    ユーザー投稿等により形成されるコミュニティサイトの健全な利用環境が整備・維持されることを目的とした認定制度です。EMAが策定した認定基準「コミュニティサイト運用管理体制認定基準」をもとに審査を行い、本認定基準に適合したコミュニティサイトに対して認定を付与します。認定後は本認定基準に適合した運用管理体制が維持されているか確認するため、認定サイトに対して定期的・継続的な監視を実施します。また、一般ユーザー等から認定サイトへのクレーム、問合せ、意見等を受付け、運用監視に活かすとともに本認定基準への反映も適宜行います。
    「コミュニティサイト運用管理体制認定基準」については以下をご参照ください。
    http://ema.mcf.or.jp/dl/communitykijun.pdf

    *2「1日当たり」とは、全認定サイトの1ヶ月当たりの合計から算出したものです。

    *3 EMA啓発・教育プログラム コンテンツについては以下をご参照ください。
    http://ema.mcf.or.jp/education/

    *4 認定取消の2サイト、認定終了の1サイトを含め、合計で36のモバイルサイトに認定を付与しました。

    EMAは、本認定制度や啓発・教育などの活動を通じ、モバイルインターネットの利用環境において青少年保護と健全な育成を実現するセーフティネットの整備を推進してまいります。

    【参照】「コミュニティサイト運用管理体制認定制度」2008年度のご報告
    http://ema.mcf.or.jp/press/2009/0528_01.html
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